次の世代まで愛用したい タフで美しい ハンドメイドレザー

SWLが惚れた革「Sベンズレザー」


「Sベンズレザー」は、国内最高峰のタンナー「昭南皮革工業所」がつくり上げる
最高品質の牛革です。

9〜11月に入る北米産の最高品質の原皮(原料となる皮)のみを使用し、
一般的なタンニンなめしの革よりも長い時間をかけてなめされます。

時間をかけてなめされることで生まれる「コシの強さ」があり、
オイルをたっぷり含ませた独特の「モッチリ感」があるのが魅力です。

強靭さとしなやかさを兼ね備え、使い込むほどに深い味わさをかもし出す
私SWLクラフトマンの田島隆治が惚れ込んみ、約10年間使い続けている革です。

ここで、「昭南皮革工業所」を見学させていただいた時の写真を交えながら、
革に対する想いから、皮を革に変えていくなめしの製造過程まで、
たっぷりとお話ししたいと思います。



牛革は、食肉加工の過程で生まれた副産物。
つまり牛革って、「お肉ありき」なんですよね。

というわけで、まずはお肉の話から始めたいと思います。
 

第1章「お肉の話」

 

革はお肉の副産物


旧石器時代から縄文時代、日本全国で狩猟によって肉が食べられていました。

しかし飛鳥時代になり、天武天皇が仏教を厚く信仰してたからとか、
神道の考えもあったらしいとか、諸説あるようですが、
「肉食禁止令」というものを出したらしく、

まぁ、それでも食うヤツは食ってたでしょうけど、
一応、明治天皇が肉食解禁の令を出すまで、肉食ったらアカン!っていう風習が、
なんと1200年以上も続いたそうです。

今の時代、私をはじめ肉好きにはきっと耐えられない禁止令だと思いますが、笑
肉食解禁後も庶民たちは慣れてないからすぐには食べれず、
牛鍋やすき焼きが考案され、少しずつ食べれるようになっていったそうです。

同じく明治時代から、武器をつくるための工業用ベルトや軍靴など、
戦争のために牛革が本格的に使われるようになり、
それからいろんなことがあって、

現在、様々なお肉や様々な革製品が巷にあふれかえる世の中になったワケですが、、

4、5年前、あるスーパーで店員に怒鳴り散らしてるご婦人を見かけましてね。
鳥肉の皮に毛がついてた!これを見て子供が鳥肉を食べれなくなった!って怒ってるんですよ。
その時、世も末だな、、、と思いましてね。笑

屠殺の現場を見て、その肉が食えないなら、肉を食うべからず。
子を育てる親なら、そのくらい言わなアカンやろと。

 

そのバッグ、牛から引っ剥がした皮でできてるんです


そういう人は、自分が使っている革製品が、牛から引っ剥がした皮でできてるってことを
認識してないんじゃないかって思ったんですよ。

なぜこんな話からスタートしたのかと言いますと、、

ご覧いただいてる皆さんに、

革というものは、人工的につくられた素材ではない、
命をいただいた尊いものだ、


ということを、この機会に再認識していただければありがたいなと、
革に対する想いを共有できれば嬉しいなと思い、

まず前置きとしてこのような話をさせていただきました。
 

次へ続く「第2章 タンニンなめしの話」>>